2022.10.13
今年の6月くらいからスタートさせたTED SURFのSUPボード開発プロジェクト。
先日ボードデザイナーの佐藤英進さんからマスターボードのシェイプが出来上がったという連絡があり今日早速ファクトリーへ。
ボードコンセプトはショートレングス&ハイパフォーマンス化してしまったSUPボードをもう一度正しい位置に戻し、自分が望むブレイク、ピークに向かいうねりからテイクオフし一番気持ちいいセクションでのグライドを楽しめるボード。
バーチカルなリッピングというよりもフェイスでのホールド感を楽しみ、ボトムtoトップでの加速感を味わえるそんなボードをイメージしてみました。
こんな僕のわがままなコンセプトを聞き入れ、SUPボードと言うととかく面倒くさがり話のテーブルにすらのらないこともあるなかこうして形にしてくれる英進さんさすがカリフォルニアの巨匠 Rich Pavelから認められたただ一人の日本人シェイパーだけのことはあります。
今回自分が乗ってストレスのないサイズということで 7`11 x 26 、リッター数は出せないののですがディメンション的には85Lくらいでしょうか。
ボードのコンセプト的にこれ以上小さくすることはなく、むしろサイズアップさせてみたほうがSUPサーフとしてのアドバンテージをいかせるデザインになるのではと考えています。
8`3 x 28 もいいサイズ設定かなと考えていますがまずはこのモデルを乗ってみてからサイズ展開を考えています。
ボトムデザイン。
チャンネルの良さがわかるのはそれなりに面がクリーンなコンディション、性能的なものももちろんですがやはり所有欲をかりたたせてくれるほうが気持ちいいのでそこはこだわらせていただきました。
チャンネルの効果はSOSのカスタム7`6でインドネシアの波を滑った時、Sunova Speedで九十九里のホローなブレイクに合わせたときのテイルからの加速感など限定的ではありますがいい思い出があるのでこれを乗ったSUPサーファーが思い出となるライディングができるそんなボードになってくれたら最高ですね。
このボードでパドルアウトし自分だけのピークを探してくれたら…..そんな気持ちを込めて find your peaks “FYP” モデルと名付けてみようかと思います。
これからラミネート作業に入り月末の宮崎までには完成していればお披露目したいと思います。
既存のプロダクションモデルから自分のスタイルに合わせたボード選びができる TED SURF SUPボードプロジェクト、ワクワクがとまりません。
何よりも日本有数の波がない日がほとんどないという千葉外房という環境が目の前にあり、ありとあらゆるSUPボードに乗り込んできた僕自身がライディングしてプロダクト化していく….楽しくないわけがないですよね。
こんな気持ちを一人でも多くのSUPサーファーと共有していけたら最高です。