Sunset pro day2
フォーキャストでは朝からウェストの風が強まるのでコンテストはlay dayになるかと思いましたが7時の時点でコールがかかったので今日からメインイベントに登場の本橋君ともにビーチへ。
今回Mel Surfboardの平沼さんがレンタカーを使わせてくれたのでボードの運搬など本当にたすかりました。
前日はホノルル在住のKoujiさんも一日ビックヘルプをしてくれてチームジャパン最高のサポート体制のもとメインイベントへ。
朝から快晴、心配していた風もまだ弱く早いうちはセットで8-10ftくらいで面もきれいなコンディション。
Team Naishの若手ライダー。
左からRiggs Napolen(ハワイ) ,Nainoa David(タヒチ)、そしてToby。
Riggsはお父さんがレジェンドウオターマン、その血を引きすでにサーフSUPでもチャージはするしレースも。
Nainoaもお父さんはあのレジェンドウオーターマン、ベディア.デヴィット。 今回のサンセットでもバックサイドで猛烈なチャージを見せつけていました。
Tobyは昨年の夏白子でライフガードをしていて9月のWaterman Leagueにも参戦しいい成績を収めていました、今回はシード枠でメインイベントから。 サーフSUPも相当なレベルです。
世界はどんどんこうした若手が出てきていて15歳くらいからこのサンセットに照準を合わせてきている、もちろん技術的レベルはまだまだかもしれないけどこのサンセットに出たという自信がきっと次のブラジルや、ハンティングトンで花を開かせるのだと思う。
本橋君のヒートはR1 / Heat9。
対戦相手はスターボードのトップライダーSean Poynter、Fisher Gran、そしてマウイのJosh Riccio。
サイズもある波、一瞬のグリップミスが致命的なのでパドルにワックス。
そしてヒートスタート。
テイクオフしてもはってこない波が多く、思ったようにポイントを稼げずR1で敗退しrepechageでR3への望みをつなぐ本橋君。
プロダクションモデルの8`10×26でライディングしていたBeau Nixon、これも市販されていないモデルでチームライダースペックボード。
いぶし銀的なライディングで着実にコマを進めていました。
Moのボードキャディをするジェーシー、先日のトライアルで僕と同じヒートでしたがボードが小さくて一本ものれずサイズを聞いたら8`0×24、しかも一度真っ二つに折れたのをつなぎ合わせたボード….。
ノーサポートでもこうしてこの場にきてサンセットにチャージしていく….日本でサポートされている若手にも是非この光景を見てもらいたかった。
彼だけでなくブラジルから来たライダーも同じで15ftオーバーの波を想定してなくてもっているのは7ftのボロボロのカスタムボード、顔面蒼白でアウトサイドに向かっていくその姿はまず生ぬるい環境でサポートされている若手には絶対できないことだと思います。
マウイ.ワイエフサイドで練習をしている若手選手のボード。
たぶんサポートされているわけでなく、きっと次のボードを買えるまでSUPはできない…..でもこの悔しさが次のバネになっていくんでしょうね。
Moのボードはレジェンドシェイパー、Pat Rawsonシェイプ。
Fucus SUPとして日本でもカスタムオーダー可能です、もちろんショップでもオーダーできますので興味のある方はなんなりとお尋ねください。
Moのボードはミドルセクションからは厚みをそのまま残しテイルの厚みも他のボードに比べればありレイルはかなりボキシーなイメージ。
その代わり幅はきっと24インチあるかないかの感じでグラブなしで普通に脇に抱えているのでぱっと見は普通のサーフボードです。
バックサイドで最高得点をたたきだしていたStar BoardのZane Schweitzer。
最高にナイスガイです。
R1/Heat8
このヒートは完全にMoが支配していてR3へ
Mo Freitas
Mo Freitas
Mo Freitas
Mo Freitas
Mo Freitas
Mo Freitas
Mo Freitas
R1/Heat10
Toby CracknellToby Cracknell
素晴らしいライディングをしていたTobyですが同じオーストラリアのBeauにやぶれrepechargeへ。
R1/heat11
このヒートはかなり接戦でKody Kerbox,Giorgio Gomez,Ninoa David。
Ninoa David
Kody Kerbox
Kody Kerbox
Kody Kerbox
こヒートを制したのはウィンディコンディションでもマウイというたえず風にさらせるコンディションの中トレーニングをしているKodyが安定したゲーム運びでR3へ、そしてトライアルから勝ち上がっていたハワイアンのKawaika Kinimakaガラウンドアップ。
地元ハワイアンがなかなかラウンドアップできない中次のジェネレーションのハワイアンライダーがラウンドアップしていくことでハワイでのSUPが盛り上がっていくことを願います。
ヒートは淡々と進みRepechargeへ。
この頃になると沖は白波でビンビン、テントも飛んでいきそうになるくらいのタフなコンディションですがさすがWaterman League、妥協なくヒートが淡々とす進んでいきます。
Repercharge/ heat18
Kiran Grant, Naishの今一番伸びてきているNoa Glinella、スターボードのトップライダー Connor Baxter、そしてマサ.モトハシ。
The SUP movieでも準主役的存在で登場していたNoaですが、まさかのR1敗退、そしてRepecharge。
バックハンドでチャージをみせていましたが点が伸びず….
同じくレフティのConnor、お手本のようなバックハンドでライディングを積み重ねていきますがNoaと同じく点数がのびず….
そんな中続けざまでグッドセットをつかみ6点後半のポイントを叩き出していたモトハシくん。
このリパチャージ、トップ選手を抑えてなんと1位勝ち上がり。
Connor、Noaを破ったことはもちろんですが日本人でここまでのレベルとゲームを落ち着いてこのサンセットで支配できる選手は今のところ彼だけ、彼の頑張りを現地でライブで見て自分の中でのモチベーションもあがりました。
R3アップおめでとう!
Repechargeまでの全てのヒートが終了し、この日のスケジュールは終了。
残りR3、クオターファイナル、セミファイナル、そしてファイナルを残すのみ。
全てのヒートが終了するの見計らうかのようにKai Lennyが登場。
8`10×23(たぶん)のボードで水が山のように動き回る海面を沈みながら、それでも安定してゲッティングアウトしていく。
この調子でレースボードも漕いでているのだから彼にとってみれば全てがリンクしていてこのボードで波に乗ることでレースボードのトレーニングに、そしてレースボードでタフなコンディションで漕いでいることがビックウェイブでのテイクオフスキルをアップしているのだと思う。
Kaiがオールマイティライダーの代表ですが、レースだけでなくこうしたコンディションでもチャージするし、レースでもトップにいく。
彼らのSUPへの取り組み方を見ているとまだまだ自分にもやることがあるんだなとモチベーションがあがります。
そしてKaiのライディング。
この時間帯になるとたぶんブローで10mは軽くオーバーしているウィンディコンディション。
そんな中ウェイストからのスウェルをビシッと掴み弾丸のようなテイクオフからのディープなボタムターン。
正直このライディングを見たときにSUPもここまできたか….というのが正直な気持ちで彼のライディングはサーフィンでもなく、SUPそのものではなく、そのボトムでのドライブ、そしてそこからのフルドライブでのトップターンはホキーパのウィンドサーフィンに匹敵するくらいのスピード感でした(もちろんセイルはついていませんが)。
このドライブ感、スピードはWCTの選手でも出せない、また違う波乗りですね。
この時他のライダーはフリーサーフしていなかったの比較できなかったのですが、彼のライディングは完全にネクストステージに上がって行ってしまったような気がします。
ただ、これを見た世界のトップはKaiのボード、Kaiのライディンをまた研究しそのためにトレーニングをしていくわけでこれが来年にはスタンダードになっていいくのは間違いありませんね。
何れにしてもこのSUPサーフに関しては今Kaiが引っ張っているのをまじまじと感じることができました。
Naishのチームライダーのいるテントにはチームライダースペックのボードが。
8`0×25、これはKodyが今テストしている8ft。
8`4×25のセミガン、アウトライン、バランスもよさそうで台風、日本のアウターコンディションで調子が良そうなデザイン。
もちろん、日本でこのスペックのボードを必要としているライダーは皆無だと思いますがこれらのハイスペックボードをR&Dされることによってエンドユーザーにとってハイパフォーマンスなボードを手にいれることができるようになるなど思います。
なかなかNaishの四六時中Naishのボードをのっている僕でもこうしたボードに触れる機会がないのでこうしてみることでボードデザインについてもっと深く考える時間を与えてくれました。
ここから数日間はコンディションが安定せずLay dayに。
残すはあと一日…..