10.19.2022
朝の白里。
気温がぐーんと低くなりまさかのセミドライ…みたいな天気。
それでも海に入ると海水は暖かく水に使っているかぎりはまだ温かく冬の寒さとはまだちがい救われています。
ミドルの波が少し良さそうなので30分程のショートセッション、最近ようやくSUPボードでのパドルにまた慣れてきているのでこの感覚をわすれないように少しでも時間があればパドルするようにしています。
SUPサーフをバリバリにやっていたときは体重イーブンリッター、もしくは体重よりはるかにすくないリッター数のボードで乗れることが重要だみたいな感覚でSUPをしていたのですがやはり身体にも負担がかかるし少しでもブランクをあけるとパドルすらおぼつかなくなりそれがまたモチベーションを下げてしまっていたのかもしれません。
それから今年の始めSUNOVA FLASHなどサイズのあるSUPボードでの波乗りをやるようになるとボードのサイズはもちろんパフォーマンスと大きく関係しますがその定義はローリッターだからものすごくボードが動くとか、短いから波の中での動きがよくなるとかそんな端的なものでなく何事もバランスなんだなと感じていました。
ボードサイズを下げると少し風、波がジャンクになると立ち上がることができなくなり結局レイダウンのパドルがほとんどなりアウトサイドの波のラインアップが見えなくなりショートボーダーと同じポジションで波待ちをしてスタートで遅れるから周りのレギュラーサーファーに波を取られてしまう….そんな経験をしているSUPサーファーは多いんじゃないでしょうか???
最近ポストされたカイレニーのSUPサーフの様子。
この中で彼はSUPをやるなら座っていたくないからあえて浮力のあるボードに乗っているような事を言っています。
彼のボードサイズで 7`4x24x4、リッター数でいうと75L-76Lくらいでしょうか。
Naish時代の彼のボードはその当時の潮流の最先端をいく7`3×23とかで腰くらいまで沈んでいましたが今ではSUPサーフの楽しみ方もだいぶ変わってきているようでこのようなボードチョイスになっているようですね。
長めのノーズを振り回すことでアクションも大きく見えるし、サイズのあるボードでスプレーをあげるのもスタイルがでてかっこいい。
カイですらサイズアップしたSUPボードでSUPサーフをやっているとなると一般レベルのSUPサーファーのボード選びは…と考えるのは当たり前なことですよね。
これ以前からボードサイズを下げることでパフォーマンス性を上げるSUPサーフボードの選び方に疑問を感じていた僕は今年の梅雨前くらいからアイディアを煮詰めていました。
初心者レベルの方にはまだまだ浮力はたりませんが、中級レベルで体重60kg前後の方に最高のサイズ。
九十九里でよくあるアウトサイドでブレイクする波にアクセスしだれもいないピークを滑るためのボードをイメージしそれを英進さんとディスカッションを重ねてカタチになりました。
モデル名は FYP “Find Your Peaks” これから僕自身の経験を詰め込んだSUPボードを徐々にリリースしていきますがどのボードに共通しているコンセプトはとにかく楽にSUPサーフを楽しめるか。
楽に乗れるボードでなければここぞというコンディションで余裕を持ってライディングすることなど無理ですしどんなときでも20 %くらいの余力をのこして波に乗れるそんなボードをプロダクション化していけたらと思っています。
来週にはシェイクダウンできそうなので楽しみで仕方がありません。
英進さんありがとうございます!!