2019.08.15
先日の南房総でのSUPサーフセッション、ファンウェイブでしたがお昼前から南東の風が強くは入りまさしくそれは最高のサーフカイトコンディション。
その時カイトサーフギアを持っていない自分を悔やみましががそのリベンジとばかりに三人分のSUPボード、フォイルボード、カイトギアを積み込み再び南房総へ。
到着すると昨日とは打って変わっての波乗りではクローズアウトコンディション、風はサイドから強く吹いているがやはり右側の山がブランケットになっていて強弱があるのでカイトサイズチョイスが難しい。
ギアを用意して海へ。
セッテングしながら波を見ていると遥かアウトサイドでうねりが見えるとその数分後にはアウトサイドでゆうに8ftくらいある波がブレイクしている。
久しぶりにぎゅっと気持ちが引き締まる、何かあったら普通じゃすまないコンディションに緊張した。
このカイトセッションに同行してフォトシュートをしてくれていたジェイソンさん、ありがとうございます。
僕と一緒にライディングしていた若手ライダーのYagiくん、まだスキルはないので絶対にアウトサイドに行っちゃダメだよということでインサイドでショアブレイクを越える練習。なかなかこのエキストリームなコンディションでカイトサーフをする機会なんてないのでこうしてハードルを上げていくことで普段のセッションが楽になっていくと思います。
インサイドも風が抜けるのでカイトコントロールも上手くなくてはいけないし、ランチングゾーンも限られているのでここまでエキストリームなコンディションはないのでこのセッションでかなり成長できたと思います。
この海に降りる傾斜が何気にカイトを上げて歩くときにちょうど寄っかかれるので楽チン。
最初はカイトサイズ7で出てみたところアンダー、波まで風が抜けて後一歩のところでスピードに乗れずせっかくセットがきれていてもゲッティングアウトできずに何度かチキンジャイブを繰り返して風と波とのタイミングを計ってというの繰り返していました。
波に乗っても風がジャストアンダーだったのでマニューバーというよりはアウトサイドからうねりを引っ張ってただただ波に乗るのが精一杯なコンディション。
Yagikun
カイトサイズ9をセットして。
遥か水平線でユラっと黒い水の塊が見えてトップスピードでアウトサイドを目指していても遥か沖のうねりがこのタイミングでこのサイズになるのでどれだけ海が動いているのか…
アウトサイドからセットを引っ張ってくるとどんどん水が集まり山のようなサイズになっていく、この光景はなかなかみれるものでなくさすが房総半島の最南端、遮るものがない混じり気のないパワー。
カイトサイズ9でも途中アンダーパワーでアウトサイドで何度か落としそうになりこのままやっていたら危険と判断してこの日のライディングはこれで終わりに。
やろうと思えばまだまだできたけど、自分の心の声がNoと言っていたのでそんな時はもう深追いをせず。
ただやりたかったこと、攻めたかった場所に行けなかった事には悔いが残りましたがその悔しさを普段からのセッションの中でthe に向けてのライディングにフォーカスしていきたいです。
暑い中ジェイソンさん写真を撮ってくれていてありがとうございました。
ボードは長年僕が愛用しているFCD surfboard のMako 5`6。
カイトはNaish Slash 9&6でした。
緊張感のあるセッションだったので大して動いていないのに最近ここに来た時のマストイートのアイテムとなっているココナッツソフトクリーム….細胞一つ一つに沁みていくのがわかりました。
photo by Jason
カイトの後はフォイル、SUPサーフできる波を探し。
夕方、人もまばらなポイントでYagiくんはSUPサーフ、ジェイソンさんはフォイルサーフ、僕はサクッとショートで。
このお盆休みで急速に成長を見せているYagiくん、深くターンに入っても今までだったらスピードが落ちてしまっていたところをトップまで繋げれるようになってきました。
波のバンクで加速するコツを掴めてきているようで、サーフィンの基本を身につけた事でさらに波に乗るのが楽しくなってきているようですね。
Amundson Custom Nubby3`10, MFC Hydros で高速フォイルするジェイソンさん。
トリッキーなブレイクでしたが合わせてくるのはさすがです。
Amundson CustomとMFCのセッティングを知り尽くしている唯一の日本人。
左からの強めのサイドオン、風が入っているところとそうでないところの差が大きくそれがなければ最高のカイトサーフコンディションでした。
Yagikun / Infinity Blurr V2 7`5
Jason Rocket
帰りの車の中で本当にV2買ってよかったですと語っていたYagikun、ボードを変えてここまでライディングに変化がみれると販売したお店側としても幸せな気持ちになります。
Yagikunだけでなく、今年買い換えてくれた方達のライディングがどんどん進化していて道具が全ててはありませんが”波に乗る”ということを極めていこうとするとのせてくれるボードの良し悪しで楽しさが変わっていくことがみなさんを見て痛感するようになりました。
安い買い物ではないのでいいライディングをしたい、いい波に乗りたい、ステップアップしていきたい、そんな気持ちを持っている人たちのお手伝いをしていけたらいいなと思います。
Jason Muraoka
Yagikun
Yagikun
Yagikun / Iinfinity Blurr V2 7`5
カイトサーフ、SUPサーフ、そしてフォイルサーフ。
TED SURFらしく海の遊びを網羅できました。
カイトサーフでフォトシュートしてくれていたJasonさんありがとうございました。