先日届いた2015モデルのNaish Hokua7`6LE、当初の話では今年の6月から渡されていたカタログにはないモデルである7`6LEと同じシェイプになるということでしたが届いたボードはまるで違う完全にモデルチェンジされたボードでした。
どのような感じでデザインチェンジされているかここで紹介させていただきます。
上が2014モデル、そして下が2015モデル。
2014モデルと比べて2015モデルのほうがテイルのキックがかなりついているのと厚みがなくなりテイルから60cmくらいまでのエッジがかなりハードになっています。
この写真では分かりずらいのですが2014モデルのレイルはフラッドデッキからギリギリまで厚みを持たせてレイルがファットですが、2014モデルはデッキもラウンドになりそのまま自然な感じでレイルが落とされているのでレイルだけをみればほとんどサーフボードと変わらないシェイプデザインとなっています。
右が2015モデル、左が2014モデル。
こうしてみると2014モデルのアウトラインがまるいのに対して2015モデルは無理のないアウトラインとなってます。
2014モデルもアウトラインも綺麗な無理のないもので気にいっていましたが今年モデルはさらにショートボードのような感じで波の中での動きも容易にイメージできるボードに仕上がっています。
レイルも薄いので….
ボード重量も5.5kg!! ハニカムコンストラクションでより強くそしてより軽く作られています。
さて乗り味の違いですが….
2015モデル、2014モデルはまるで別物と考えたほうがいいと思います。
2014モデルは今での8LEを乗れる70kg以下のライダーでしっかりとしたスキルを持っているライダーでしたらスタンドアップから波へのテイクオフと多少のトレーニングは必要ですがライディングできますが2015モデルはまず幅が24インチと約2インチ細くなっているので70kg-60kgくらいのライダーでもまずレイダウンパドル、もしくは足を水にいれた状態の波待ちから一瞬にしてボードに立ちそしてパドルをスタートするスキルや片方サイドのパドリングだけでまっすぐに進むスキルなどが必要になってくると思います。
もちろん波に乗った時のパフォーマンスは凄いのですが、普通のボードでようやく乗れるようになっているレベルのライダーだとテイクオフしてからのアクションがどうしても1テンポ遅れるので逆に今まで抜けていたセクションが抜けられなかったりとすることも出てくるかもしれません。
2015モデルの7`6LEはカタログにはのっていない別メニューですが正式に出ている7`3と同様ハイエンド、SUPでの波乗りもしくはサーフィンを熟知しているエキスパートライダー専用のNaishのフラッグシップボードだと思ってください。
この7`6をお勧めするライダーは下記のとおりです。
体重50kg〜60kgまでの週2日以上、もしくはSUPで波乗りをスタートし長い経験をもちなおかつ様々なコンディションでも対応できるスキルをもつライダー。
体重50kg前後の女性ライダー。
それ以上の体重で週3日ペースでライディングしていてなおかつ高いスキルをもつSUPサーファー。
とかなり限られた条件となりますがそれ以外の方でただ純粋にSUPサーフィンを楽しみたい、でもスモールサイズのボードを乗りたいという方は今年のニューモデル Naish Hokua 7`8が最高だと思います。
Jun with Naish Hokua 7`6×24 LE
テイクオフしてからの加速がすばらしく、ボトムでのレイルコントロールがさらに反応がよくなっているように感じます。
2015 Naish Hokua 7`8LE↓